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[今月のトピック]AI×アート - ゴッホが語りかける時代へ

  • 12 分前
  • 読了時間: 3分

突然ですが、皆さんは美術館に足を運ばれていますか?

私は学生時代、空きコマがひとつでもあれば迷わず美術館へ向かい、絵画や彫刻を眺めながら静かな時間を過ごしていました。

今では、休日に本当に気になる展覧会を選んで訪れるようになりましたが、美術館で過ごす時間は今も特別なものです。

 

モネ展で大きな話題を呼んだ上野の美術館では、今年ゴッホ展が開催されます。

情熱と孤独の画家として知られるゴッホですが、実はパリにあるオルセー美術館で、“AIゴッホ”として登場していたことをご存じでしょうか。800通を超えるゴッホが書いた手紙をもとにAIを学習させ、美術史家の監修を経て再現されたその姿は、来場者からの問いかけに応答し、まるで本人が語りかけてくるかのような体験を生み出しました。

 

いま、美術館という伝統と歴史の象徴的な空間にも、AIという革新の波が広がりつつあります。3月のブログでは、引き続きAIに関する興味深いニュースをご紹介したいと思います。

 

森美術館で開催されている六本木クロッシング2025展では、AIを搭載した美術館体験プラットフォーム「ARTLAS」の音声ガイドを試験的に導入しています。

これは、来場者ひとりひとりの興味や言語、美術館での滞在時間に合わせて、最適化されたツアーを提供し、またそれぞれに適した作品解説とルート案内を実現するという次世代のプラットフォームです。

「ARTLAS」について、公式では「既存の解説資料を、各訪問者の好奇心、年齢、言語、背景、知識レベルに合わせて変化するダイナミックで対話的な体験へと変えます。新しいコンテンツを生成するのではなく、ARTLASは施設から提供されたテキストを言い換え、パーソナライズすることで、美術館の本物の声とキュレーションの意図を保持します。」と紹介しています。

 

 Artendex社ではAIに、マティスやピカソといった画家の絵を学習させて、贋作を見極めるような開発を行っています。アートマーケットにおいては、贋作の流通や誤った帰属のリスクが常に存在し、市場全体の15〜20%が該当するとの指摘もあります。真贋判定という極めてセンシティブな領域においても、ヒトの目では見つけられない部分までAIは発見することが出来るのです。

 

また、今年の春には人工知能の芸術に特化した世界初の博物館であるDATALANDがアメリカ・ロサンゼルスに開館します。フランク・ゲーリーによって設計されたこの革新的な博物館は、データの視覚化と機械学習を融合して没入型の芸術的体験を生み出すことに焦点を当てているといいます。

 

AIによって新たに切り拓かれるもの、伝統を守りながらますます発展していくもの、そして人間にしか生み出せない感性や創造性。テクノロジーの進化は、決して芸術を新しくしていくだけでなく、その可能性を広げ、私たちの体験をより豊かにする存在であることは間違いありません。仕事でも活用するAIを単なる効率化のツールとして捉えるのではなく、発想を広げ、価値を高めるパートナーとしてどう活かしていくのかが、これから重要になっていくのかもしれません。

 

 
 
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